音楽コンクール バイオリン部門

昨日放送されたバイオリン部門は感動しました。

 

第2位入賞の森山まひるさんが演奏したプロコフィエフの「バイオリン協奏曲1番」は本当に良い曲ですね。

この曲はプロコフィエフが26歳のときに書いたもので、有名な交響曲1番「古典交響曲」や「ピアノ協奏曲1番」も同じ時期に書かれています。

 

 

プロコフィエフの特徴は、非常に汚く聴こえる粗野な和音と、胸がキュンとする叙情性が混在していることですが、このバイオリン協奏曲1番では粗野な音が控え目に使われ、逆に叙情性は彼の全作品中でも最高のものが示されており、曲の非常な魅力となっています。

 

 

演奏者の森山さんはまだ高校1年生でお若いのですが、この曲に共感を覚え素直に感動しながら弾いていて、それが音楽的にもきちんと表現されていたので、叙情的な部分では思わず涙腺が緩んで来てしまいました。

 

プロコフィエフのバイオリン協奏曲1番、好きですー。