映画 不都合な真実2、の感想です

地球温暖化阻止の活動を行っているゴア米国元副大統領を追った映画「不都合な真実2」を観てきました。

 

冒頭に映し出されたのは、グリーンランドの広大な氷河が何か所も水煙を吹き出しながら崩壊している様で、これまで氷河の先端が海にザバーン!と落ちていく映像はテレビで何度も見ていたのですが、先端だけではなく、中央部分でも大規模に崩壊が起きているところを初めて見て、正直なところ少しショックを受けました。

 

映画はこの後、温暖化によって引き起こされている海面上昇や高潮、台風などでの被害状況と、ゴア氏が反対勢力による様々な抵抗に会いながらも、それらを乗り越えて温暖化阻止の活動を進めて行く様が映し出され、2015年12月のCOP21パリ協定採択会議に焦点が向けられていきます。

 

この会議で、インドは、後進国も先進国がこれまで排出した量と同量の温暖化ガスを排出できる権利が有るとして、なんと400基もの火力発電所の建設計画を明らかにし、パリ協定の採択は風前の灯となりますが、ここでゴア氏は、米国の先端太陽光発電システムを持つ民間企業に、その会社の技術を無償でインドに提供してくれるよう要請。その企業はゴア氏の要請を受け入れ、インドはそれならと400基の火力発電所建設計画を取りやめて、その結果めでたくパリ協定は正式に採択されることととなったのです。

 

あー良かった。

と思ったら、

ご存知あのトランプ米国大統領が、地球温暖化なんてウソだ!、米国はパリ協定から脱退する!と決定した場面が映し出されます。

 

「人類の未来は今の私たちの行動にかかっている。未来の子供たちを救おう!!」と、熱意ほとばしる演説をするゴア氏には感銘を受けたけれど、トランプ君は何とおバカなことか。

この人、人類の敵ですわ。