オーディオの音を更に良くしてやろうと思い、アンプ用の電源ケーブルを全部高級なタイプ(根岸製ZAC1から同ZAC1fs2へ)に交換したところ、より良い音にはなったものの、刺激の無い大人しい音になってしまい、音楽を聴いても映画を観ても心にグッと来なくなってしまった。
このケーブルのプラグは両側ともフルテックのFI-28である。
そこで、ためしに左側のツイーター用アンプの電源ケーブルを、高音の切れが良いフルテック製The Astoriaと入れ替えてみた。(The Astoriaは、2年ほど前にオーディオ誌の銘機賞を受賞したケーブルで、現在ブルーレイの電源ケーブルに使用中。)
その結果、高音域はより出るようになったものの、音が軽く、思ったほど心にグッと来ない。
そこで、良質な音をベースにしてそこに高音域に刺激のある音を加えてみようと思い、大人しい音のZAC1fs2のインレット側(アンプ側)のみを、The Astoriaに使用されているフルテック製FI-11に交換してみた。
つまり、電源ケーブルのタップ側プラグをFI-28、アンプ側プラグをFI-11としたのである。
結果は、予想以上の驚くべき変身で、音には力感がみなぎり、音場は立体的で、音色が非常に多彩になった。演奏の機微が詳細に描かれ、聴いてとにかく楽しく、心が躍る。
非常にリアルでありオーディオ的快感にあふれた音でもある。
素晴らしいー。
数か月前に、築地の新富町にあるオーディオ店でディナウディオの名機Confidence C1を試聴させて頂いたときは、当時の我が家のステレオと同じ音だなと感じ、店員さんにもそう言ったが、その時よりも遥かに良い音になった。
その試聴のときに、店員さんからは「ご自宅のオーディオの音がC1と同じとは、相当良い音で聴かれてますねー」と言われたが、私の好みではあるが、今ではその音を遥かに凌駕する音になったのだ。
こんなことが有るんだろうか~、という感じ。
The Astoria
AZC1fs2
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