いつものとおり、コーヒーを入れて、オーディオの電源を入れ、昨日はレコードでモーツアルトのピアノ協奏曲27番をかけたところ・・・。
あれっ、音が変わった?
なんか、今までと全然違う感じなんですけど。
どこか、いじったっけ・・?
と、すぐには思い出せなかったのだけれど、そう言えばスピーカーを内側に振っている角度を少し緩めたな~と。
スピーカーの設置角度を変えた後に他の用事に移ってしまい、音を出していなかったことを思い出した。
日本人は正三角形で設置する人が多いが、本当は平行に設置するのが正しい、と何かの本に書いてあったのを思い出したのでやってみたのだった。
かのディナウディオも平行設置を推奨しているとも聞いていたし。
今までは正確にキッチリと聴こえるのでリスニングポイントが正三角形の位置になるようにしていたのだが、ずっと長い間そうしてきたのだが・・・。
それはコンサートホールでの聴こえ方よりも正確過ぎるような、乾いたストイック過ぎるような音だったかな、と今の音を聴くと思う。
変えた角度は平行までにはしていなくて、平行と正三角形の中間くらいだけれど。
CDやブルーレイからも音も出したところ、レコードと同様に今までとは全然と言っていいほど違う聴こえ方をした。
機器やケーブルを変えたほどの変化で。
変化の方向性は、音が厚くなって重厚感が増し、立体感が増し、アバウトさが増したことにより全体的には実演により近いと感じる方向である。
何も買わなくてもスピーカーの置き方だけでこんなに音が変わるオーディオって面白い。
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