これが腹式呼吸というものだったのかも?

リコーダーは春夏休暇に入ったので吹く回数がずっと減ってきた。

どこかで吹く予定が無いと練習に身が入らない。

なので、秋にはへたっぴ度がまた数段アップしているだろう。

練習する動機付けのために発表会は欠かせないなと思う。

 

そんな中、安定した音を出す一つの方法「声を出しながら同時に音を出す練習」をした。

これをすると確かに安定した太い音が出る。

 

でも、本番やアンサンブルをする前に一人で声を出しながら練習するのは、流石に恥ずかしくて出来ないので、同じ効果が得られる他の方法はないだろうか、と思った。

 

声と音の同時出しをしているときの喉や体の状態に注意を向けるようにして、ふと気が付いた。

お腹に少し力が入っている。

 

あれ?、もしかして、これが安定する原因かも?、と思った。

 

過去に腹式呼吸の方法について先生方に尋ねたとき、先生によって回答は様々で、特に何も考えずに普通に吹けば良いのだ、という方から、手を頭の後ろに組んで腹筋運動をするときと同じように腹筋に力を入れながら吹く、という方まで。

 

さすがにそれはないだろうと思ったが、2人の女性プロ奏者のお腹を触らせてもらったとき、2人とも腹筋がカチカチに硬かったので、そんな吹き方をしているのかな~??と思ったり・・。

個人レッスンで習っていないためか、これまで訳が分からなかった。

 

でも、突然、これまでの疑問が徐々に氷解していくような気持ちに・・・。

・お腹に入れる力は少しだよという回答。

・息を吸うときはお腹をへこませ、息を吐くときはお腹を出すという回答。

・お腹は前に出すのではなく横に出すという回答。

 確かにテレビでプロの歌手を見ると、息を吸ったときにお腹は突き出ない。

 

な~るほど~、そういうことだったのかと。

もしかすると、分かったかも?

 

その呼吸法で吹いてみると、音が安定して出るように感じる。

気のせいかも、とも思うけれど、より安定しているような気がする。

 

プロ奏者の音は、1~2秒聴いただけで素人の音とはまったく違うことが分かる。

同じ音なのだけれど根本的に違う、といつも感じていた。

アマチュアでプロと同じ音が出せている人を見たことは、ほとんどない。

名手Tさんくらい。

 

その原因は何だろうと思ってきた。

なにか本質的なところが違っているのでは、と思ってきた。

 

もしかすると、原因はこの極めて基本的な腹式呼吸だったのかも知れない。

 

リコーダーを始めて実質8年。

恥ずかしながら、やっと腹式呼吸が分かったかも。