昨日のコンサートはホールの騒音が残念

昨日は神奈川県民ホールへ。 

JR京浜東北線の関内駅を降り、横浜球場の中を素通りして山下公園方面へ。

野球の試合が有るようで、まだお昼なのに横浜ベイスターズのユニホームを着た方が沢山。

 

県民ホールの小ホールの方はオルガンコンサートでたまに行っていたけれど、大ホールの方は本当に久しぶり。この前はいつ行ったのか思い出せないくらい。

 

コンサートを聴き始めて、あそうだった、と久しぶりになった理由を思い出した。

ここは音響が悪かったんだ・・・。--;

 

音が飛んでこない。

ジャーン!と鳴っても迫力が感じられないので、聴いていて音楽が面白くない。

野原の真ん中で聴いているよう。

 

この聴こえ方は、川崎のシンフォニーホール・ミューザと同じ。

ミューザは最高!という方もいるけれど、私はこのタイプの音響は好きではない。

 

この日の演奏はもったいなかった。

オケの技術レベルがアマオケとしては結構上の方だったのに、指揮者が独特の音楽作りをされる方だったので、テンポの揺らし方やクレッシェンドの掛け方が私の感性と合わず、せっかくまともに演奏できているのに感動がなかった。

曲目が、ラベルのダフニスとクロエ組曲2番、マーラーの交響曲4番だっただけに、本当に惜しかった。

 

お客さんは8割くらい入っていたので2000人ほどか。

この人数だと普通は割れんばかりの拍手という感じになるのだが、昨日は静かな拍手だった。

可哀そうなので私は大きな音で手を叩いたけれど、寝耳に水じゃなくて焼け石に水。

 

前の座席の老夫婦は一度も手を叩かなかった。

コンサートではこんな人をよく見掛けるけれど、どうかと思う。

ちなみに、隣の席の40歳くらいの男性はずっと眠っていたのだけれど拍手はした。(エライ!)

 

指揮よりも残念だったのは、ホールの空調の音が「小さいけれど低い音でゴーゴー」と常時客席で聞えていたこと。

クラシックのコンサートで空調の音が聞こえたのは初めて。

係の人はおそらく気が付いていないと思うので、これから電話して教えてあげようか思案中。

 

コンサートが終わり、会場を出ると、山下公園前のイチョウ並木のきれいな新緑が目に飛び込んで来た。

家を出たときの曇り空が爽やかな青空にもなっていて、なんとも清々しく、ゆっくりと並木の下を歩いて駅に向かった。