リコーダーの歌口の入口を削ったら音が激変

プラ管アルトにアルミのテープを巻いたら音が締まったので、今度は反対に歌口や本体を削って厚みを薄くすれば軽い音になるのではと思ったが、プラスチックは粘り気が有って硬いので本体などの外側を削るのはかなり大変。

 

失敗してカッターで手を切ってしまうような予感もしたのでやめて、発想を変えてウインドウエーに息が流れ込みやすくしたらどうだろうと思い、歌口の入口部分を削って広くしてみた。

(下の写真参照)

 

削る前の予想としては、息が入りやすくなるため音が太くなるかな?と思っていたが、全然外れた。

1.厚みの薄いメイプルのような軽さと明るさのある音色になった。

2.音の響き成分がかなり増えた。

ほんの少し削っただけなのになぜこうなるのかは不明で、ほんとに不思議。

余談だが、さらに本体を他のリコーダーのと差し替えるとまた音色が変わる。

 

今回削ったリコーダーは、ヤマハのプラ管アルトYRA-38B。

この機種は元々YRA-314Bのような上品な音ではないが、削って結構面白い音になった。

既存のプラ管アルトにこのような音のする機種はない。少しフルートっぽい音かも。

 

合奏には向いていないと思うので、いつか無伴奏ソロを吹く機会が来たらその時に使ってみようかと思う。

(左から)写真クリックで拡大します。

     歌口を削った  元の    元の  

   YRA-38     YRA-38  YRA-314

 

 

歌口を削ったYRA-38の正面



こうして並べて見ると、YRA-314のウインドウエーが狭いことが良く分かります。

だから上品で安定した音が出るのでしょうね。(表情が付け難いとも言えますが)

爪楊枝が刺さっていますが、今年5月のブログに書いた音色調整です。