日下紗矢子さんの演奏を聴いて、大事なことを思い出した。
私が目指したいと思っていたリコーダー(アンサンブル)の演奏は、このような演奏だったはずだということを。
でも、現実はそうなっていないどころか、そういう思いさえ忘れてしまっていた。
表情を付けようとして強く吹くと音程が上がってしまうし、弱く吹くと音程が下がってしまうので、シェーディングやスライディングをしようとしても、特にスライディングは私には難しい。
そもそも、リコーダーは強く吹いても弱く吹いても、音量はそんなに変わらないし・・・。
(私が吹いているプラ管はだけど)
音量というよりも、音圧といったほうが良いのかもしれない。
なので、音量を大きく変化させて表情を付けるのではなく、わずかな音量変化とアーティキュレーションによって表情を付けようとした、はずなのだが・・・。
いつの間にかそれを忘れて、均等を目指すようになってしまっていた。
均等でも音楽は綺麗。
でも、均等では、突き抜ける音楽は生まれ無い。
そこそこ・・・や、ほぼほぼ・・・と言った感じ。
それでは面白くない!、と思ったはず。
自分も聴いている人も、鳥肌が立つような感動を覚える演奏がしたい、と思ったはず!。
永遠に出来ないと思うけど・・・、その思いだけは忘れないようにしなければと思った。
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