アフリカの紫檀(ローズウッド)がワシントン条約によって規制されているにもかかわらず、10万トン単位という大規模な伐採がなされ、全部が中国に密輸されているというドキュメンタリー番組を見た。きわめて大規模な伐採で、森がいくつも無くなりつつあった。
中国では家具材としてローズウッドの人気が高く、高値で売れるのだという。
数年前から黒檀(エボニー)のリコーダーをほとんど見かけなくなったので、おそらくワシントン条約の対象になって入手が困難になったのだろうと思っていたが、エボニーだけではなくローズウッドも2017年から対象になっていたと初めて知った。
ローズウッドのリコーダーはまだ店頭で普通に売られているので、まさか規制の対象になっているとは思っていなかった。
ローズウッドのリコーダーも、そのうち店頭から姿を消すのだろう。
私が初めて買った木管リコーダーがローズウッドのアルトなので、感慨深いものがある。
では、その2種類以外の木で規制の対象になっているのはどんな木なのだろうと思って調べてみてビックリ。下記の木が既に規制の対象になっていたのだ。
・エボニー
・ローズウッド
・キングウッド
・グラナディラ
・ブビンガ
・パリサンダー
・チューリップウッド
え~?、硬い木は全部じゃん!、という感じ。
遠くない将来、上記の木材で作られたリコーダーは作製されなくなり、店頭に並ぶのは柔らかい木材で作られたリコーダーと、プラ管リコーダーだけになるのかも知れない。
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