東京都のコロナ感染者数減少は検査数を減らしているから？

東京都のコロナ新規感染者数がこのところ増えていませんね。

テレビのコメンテーターは「感染が抑えられつつある」と仰っています。

大変喜ばしいことですね～。

でも、ちょっと待てよと。

 

医療崩壊を防ぐためにPCR検査を絞っていると以前から言われていたので、もしかすると今でもまだ検査を絞っていて、そのために感染者数が増えていないように見えるだけなのかも？、と思って、東京都のHPを見てみました。

 

そしたら、あらら。

下のグラフで分かるように、最近はやっぱり検査数が増えていなかったんです。

というより、以前安倍首相が1日の検査件数を1万件から2万件に増やすと言った後に検査数は増えたのですが、その後、なんと減らしていたのです！

 

あちゃー。

検査数を減らせば感染者として出て来る数も増えませんよね。

これでは誤解を招きます。東京ではコロナが終息に向かっているという誤解を。

 

現状を正しく伝えるためには、マスコミは感染者数とともに検査数も同時に報道すべきですし、死者数についてもコロナ以外で死亡した（とされている）人の数を同時に伝えるべきです。

 

その理由は、「日本はコロナによる死者が少ないので現状のやり方は正しい」と関係者が言いたいがために、沢山の方の死因をコロナ以外の病気（例えば普通の肺炎）や原因不明の死者としてカウントしているのではという疑念が出ているためです。検査をしていないので必然的にそうなるでしょう。 

 

医療の崩壊を防ぐというキーワードを金科玉条・葵の御紋として使って医療のキャパオーバーを防いでも、実は検査してもらえない感染者を含む国民の健康・安全を崩壊させつつあるのではないかとも思います。 

 

今すべきことは、検査体制を現状よりも桁違いに拡充して、他国のように多くの検査が出来るようにするための手を早急に打つことです。そして陽性患者を陰性の方と切り離すことです。

間違っても感染者数などの数字をいじって国民を安心させようとなどしてはなりません。もし有効な手を打たなければ、ウイルスは自らの生存本能に従って容赦なくその勢力を拡大し続けるはずですから。

 

最近は一部のテレビで公然と言われるようになりました。

検査の実施数をずっと抑えてきた結果として日本には隠れ感染者が充満しているだろうと。 

残念ながらそうなっているのでしょう。当然の帰結です。

 

であれば、一般市民としては出来る限りの自衛をするしかないです！

マスクは必須ですし、混んでいるスーパーへ行くのもやめた方が無難です。

配達料はかかりますが、宅配を可能な限り利用すべきです。

荷物の受取り方法は、手渡しではなく玄関前置きにして。

 

↓東京都の1日ごとの陽性患者数（上）と検査数（下）のグラフです。（東京都のHPから転載）

  　これを見ると、感染者数が減っているのは検査を少なくしているからだと良く分かります。

（追記）↓神奈川県のHPにはPCR検査数が掲載されていませんでした。

　　千葉県と埼玉県には掲載されていますので、関東大都市圏では神奈川だけが非公開です。

　　神奈川住民としては何かいやなものを感じてしまいますが、どうなんでしょう。　　　　

↓今日のYahoo!ニュース（厚労省がこのやり方を決めたのではないと？）

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↓（4月26日追記）大阪府は検査数を増やしているのに感染者数が減っています。

　　　　　　　　　しかも、東京都よりも検査数が多いです。えらい！