栗コーダーが又「らららクラシック」に出たけれど・・・

ごめんなさい!

栗コーダーカルテットのファンの方や、好意をお持ちの方はこの続きを決して読まないで下さい!

悪口ですので。すんません。(ーー;)

 

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昨日のらららクラシックにまた栗コーダーカルテットが出ましたね。

 

リコーダーの演奏をテレビで流してくれるのは本当に有難いと思うのですが、「今回はクラシックを本格的に」って感じの触れ込みだったのに、期待外れもいいとこでした。

 

見ていて腹が立って来たので、最後に演奏したレスピーギの曲は終わりまで聴くことが出来ず、チャンネルを変えてしまいました。

 

NHKが啓発目的でリコーダーをたまに取り上げていることは明らかだと思うのですが、それならなぜリコーダーをおちゃらけ楽器として扱うのでしょうか。

そりゃーディレクターの意識がそうだからじゃん、ということなんでしょうが。

ふざけた話だと思います。

 

もっと上手にきちんと吹ける奏者が沢山いるのに、わざと変に吹くグループの演奏ばかりなぜテレビで流すんだー!、と問い詰めたい!

 

あれでは、リコーダーというのはまともに取り扱われるべき楽器ではない、とリコーダーを知らない視聴者に思わせてしまう。

そんな演奏であり、そんな編曲だった。

 

「独特の編曲と演奏で人気の有る」と栗コーダーを紹介していたと思うが、それをなぜリコーダーの代表のように扱うのか。

これは異端ですよ、と注釈すべきである。

栗コーダーの方々が悪いと言っているのではない。

彼らをリコーダー吹きの代表のように登場させている人が悪いと言っている。

 

選曲も悪い!

プロはなぜヴァン・エイクのナイチンゲールばかり吹くのだろう?

もしかすると古楽を習った人には特別な曲なのかも知れないが、単なるクラシック音楽ファンである私のような人間には、聴いて感動はないし極端に言えば面白くも何ともない普通の曲である。この曲を聴いて感動のあまり涙する人はまずいないと思うのに、なぜいつもこればかり吹くのかが分からない。これを聴かせて何をしたいのか。

 

リコーダーと鳥の鳴き声との関係がリコーダー的には興味深いのでそれを言いたい、と、もしそういうことなのであれば、メシアンが膨大に書いた鳥の曲のどれかをリコーダー用に編曲して聴かせた方が今風であるしインパクトが有ると思う。今風といっても既に古い曲ではあるが。

もっと聴きやすいのが良いというのなら、鳥の曲を多く書いているフランスの作曲家の曲の中からバロック時代の曲のどれかを選べば良いのだ。

 

古楽ファンだけでなく一般の音楽ファンが聴いても「いいな」と思うリコーダーの曲は星の数ほど有ると思うのに、なぜエイクばかり選ぶ?といつも思ってしまう。

 

好みもあるが、例えば2声ソロ-1に入っているイタリアン・グラウンドなど、聴いた99%の人がいいなと思うのではないか。ちゃちだなと思う人はまずいないと思う。

アンサンブルだとジャヌカンの鳥の歌とか。( 第2・3楽章が綺麗かつ吹いても超楽しい。

私はリコーダーで吹ける曲をほとんど知らないが、他にもきっとたーくさん有ると思う。

プロなら信じられないくらい膨大に知っているはずだ。

 

NHKに言いたい!

リコーダーを知らない人に向けた番組を作るのなら、リコーダーの良さや奥深さを真に伝えてくれる曲を選び、それをまともに演奏する奏者を出演させて下さい!、と。

 

*栗コーダー様と他数名の方々様、ごめんなさいね。

 NHKには教育的指導ということで、謝りません!