昨日の山形フィルの運命の出だしがバラバラだった件

山形フィルのファンの方々には申し訳ないですが、昨日のNHKクラシック音楽館で放送された山形フィルによる運命は、出だしが全然合ってなくてバラバラでしたね。

 

演奏が始まる前の団員へのインタビューでは、先日のブログと同じことを仰ってました。

1.コンサートマスターは「曲の最初のジャ・ジャ・ジャ・ジャーンを合わせるのが難しくて良い意味で緊張する」。

2.クラリネット奏者は「タイミングはいつもコンサートマスターを凝視して、とにかく寸分たがわず入れるように、集中してボーイングを見てとにかく入れるように気を付けていつもやってます!」と。

 

でも、実際にはバラバラでした~。(ーー;)

バラバラだったので演奏に緊張感も無かったです~。

ハッキリ言って、あ~あ、という感じ。

 

「運命の最初の出だしのタイミングはコンサートマスターを見て合わせる」という話は過去から何度も聞いていますが、そのたびに素人感覚で思うのは、『なぜ指揮者の棒に合わさないのか?』ということです。

 

昨日の山形フィルは、指揮者が振り下ろしたタイミングから一呼吸遅れて「ジャジャジャジャーン」と演奏していました。

一呼吸遅れた理由は、指揮者の棒を大雑把な合図と位置付けて、正式な合図はコンサートマスターの合図とする、と決めてそれを見て最初の音を出すからです。

それ以外の理由は考えられません。

 

指揮者は、全員から良く見えるようにわざわざ高い台の上に立ち、しかも指揮棒まで持って、これでもかーと言わんばかりに合図が良く見える(伝わる)ようにしているのに、なぜ低い椅子に座っていて見え難くしかも合図が分かり難いバイオリン奏者を見てその人に合わせるのでしょうか?

 

楽団員がそうする理由が私にはまったく分かりません。

 

指揮者がそれを認めている理由は更に分かりません。