サントリーホールで客が殴り合い、にビックリ!

いや~、このニュースには驚きましたね~。

日本でもこんなことが有るんですね!

 

殴り合っていたのがP席だったそうで、記事にあるように、まさに他の客から丸見えだったでしょう。オケ奏者の中にも後ろを振り返って目撃した方がいるんじゃないでしょうか。

もう、目が点になったでしょうね。

 

殴り合いの原因が曲や演奏への評価の違いだったら、日本もフランス並みになったのか~と感慨深かったりするかも知れませんが、マスクを付けろ付けないとか、演奏中にお菓子食べるな、なんてことだったりすると興ざめというか寒くなりますね。

 

話は変わって、昨日テレビ放送された読響プレミアは指揮者がまた鈴木優人氏だったので残念でした。

曲はシューベルトの交響曲9番グレート。放送では8番と言っていました。

普通8番は未完成交響曲とするケースが多いですが、シューベルトの交響曲の番号付けには説が色々有るので、それは気にしません。でも、演奏はまたバロック的でした~。ーー;

 

鈴木氏は解説で、ベートーベンを意識して作曲されており、似ている、と言っていましたが、どこが似ているのか、私にはさっぱり分かりませんでした。

この曲は高校生の時に聴いて好きになった曲で、何度も何度も聴いたし、最近またはまって連日聴いている曲だったりもするのですが、ベートーベンと似ているとは一度も思ったことがありません。

ぜーんぜん違う。かすりもしません。

 

ベートーベンの交響曲は対位法を多用しており、形式も極めて古典的でガッチリしていますが、シューベルトのグレートには対位法はほぼ使われておらず、その点だけでも全く似ていない上に、グレートはメロディーを変形も展開もせずに、これでもか!というくらい何度も何度も執拗に同じ形で繰り返して曲を作っていますので、ベートーベンとはまっったく違います!

ほんとにもう、鈴木優人氏ってどういう人なんだろう、と思います。

 

以前のブログにも書きましたが、鈴木優人氏にはまだバロック音楽の感性しか無いと思います。

強弱の交代がベートーベン的だとも解説で言っていたので、よーし強と弱の交替ならバロックと同じだ、任せろ!とでも思ったのか、ffの箇所ではロマン派の情緒など全く無視して(気付かず?)バキッ!と耳に刺さる音で強奏させていました。

 

あなた、それでシューベルトの音楽がまともに表現できていると思ってるの?と聞いてみたい。

曲が始まってすぐに、クラリネット奏者がすごく情緒たっぷりに歌ったので、おーこれは永久保存版かー!と思ったのに、次の瞬間、情緒ゼロのバキーッ!という音で強奏させてブチ壊しました。

 

ご本人とファンの方にはハッキリ言って申し訳ないですが、バロック音楽か行進曲専門の指揮者で生きていかれた方が良いと思います。

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コメント: 4
  • #1

    みちる (日曜日, 19 12月 2021 15:37)

    こんにちは、私はもうかれこれ30年程前になりますが学生の時に3年程サントリーホールでレセプショニストのバイトをしておりましたが、当時もそんなことは一度も耳にしていないですね…。
    P席で…それは目立ちますね、というかほとんどの観客に丸見えですね� ソワレ公演だったのでしょうか?
    私も働いていた時一度だけ、お客さんを案内する際にP席の間の階段を踏み外して転がり落ちたことがあるのですが、まだ開演前でざわざわしていたときでした。
    (制服のパンプスはなかなか固くて歩きにくかったのです)
    こちらの事件は演奏中だったのでしょうかね…??

    演奏中もレセプショニストが場内に入っていますが、今も場内に座る席が変わっていなければ、P席だと発見してもちょっとすぐには行きにくい場所なので、なかなかすぐに殴り合いを止めるのは難しかったのではないでしょうかね( ゚Д゚)

    なんか懐かしいホール名が出てきたのでコメントしちゃいました--。

  • #2

    管理人 (日曜日, 19 12月 2021 16:23)

    サントリーホールの受付をされていたとは!
    才色兼備の方だったことが分かって少し緊張しております。^^;
    こけられた時に観客はオーとか反応はしましたでしょうか?

    けんかが始まった時間帯についてはちょっと覚えていないです。
    タイミングはプロコフィエフの交響曲5番が終わった直後だったそうですよ。

    客からすると、演奏が終わった直後なので指揮者や楽団員に向けて拍手をしている状態ですが、目の前でバトルが繰り広げられているので、なにかそのバトルに対して拍手しているような変な感じがしたのではないかなと思ったりしていました。
    ブラボー!なんて言ってしまうと更に変な感じだったでしょうね。^^)

  • #3

    みちる (月曜日, 20 12月 2021 18:16)

    今はリコーダーが趣味のただのおばちゃんですよ-!(^^)!
    自分が転んだときは動転してしまったため、回りも見ずに一目散でその場から離れてしまいました((+_+))。案内する方が階段を転がり落ちたのできっと目撃したお客さんはびっくりされたと思います…。

    レセプショニストの仕事は、当日、チケットのもぎり・クローク・場内案内・プログラム販売(たまに)・場内放送 などの割り振りがなされていて、場内案内だと半分は場内に入れるのでラッキー! 逆にクロークだと気は使わないけど残念…という感じでした。
    アルバイトは女子の大学生が多く、音大の方も居ました。あとは家事手伝いの女性やら、スッチーさんも居たかな。館内が薄暗いため、顔立ちがはっきり見えるように赤目の口紅を塗る様指示がされていましたので、みんな美人に見えたのかもしれませんね~。

    それにしてもあのような場所でよく人を殴る気になれますね、よっぽど人を煽る様な会話だったのかな…?
    いつも面白い情報をありがとうございます!(^^)!

  • #4

    管理人 (月曜日, 20 12月 2021 19:24)

    そんなに色んなことをされているとは知りませんでした。
    スッチーさんって、スチュワーデスさんですよね。
    そんな方も混じってらっしゃるということは、確実に才色兼備の集団ですね。

    私の若い頃は会社に受付が必ず有って、その受付に座る女性は社内で一番優秀で且つ綺麗な方が選ばれていました。

    受付の女性をデートに誘ってアッサリ断られたりもしました~。
    高値の花でしたね。(しみじみ・・・)