JFSound社の高性能スピーカーケーブルMS205Cの感想

JFSound社が先に発売したスピーカーケーブルMS227Cについては、ネットで検索すると激賞レビューが沢山出て来ましたが、後に発売されたMS205Cのレビューは、オーディオ評論家の炭山アキラ氏による1件しか出て来ませんでしたので、使った感想を書くことにしました。

 

レビューが少ないと、せっかく安価で高性能な製品を作ったのに売れない可能性が有るため、良い仕事をしたメーカーへの応援です。

でもヨイショやウソは書きませんのでご安心を。

 

ちなみに、購入価格は1メートル1,188円でした。超安いです!!

 

使った個所は、MS227Cがウーハー側で、ツイーター側がMS205Cです。

これは、炭山氏が試してみようかなと書かれていた使い方です。

 

ツイーター側を、従来のSAEC=Triple CからJFSoundのMS205C(Triple C +Mg )に替えた形です。

 

感想ですが、交換してすぐに制振材のマグネシウムが入った効果を実感しました。

まだエージングをしていないのに、大げさに言うと、世界が変わりました。

 

音場が広大になり、各楽器の定位がよりハッキリし、今まで聴こえていなかった音が沢山聴こえるようになりました。各楽器の粒立ちと実在感も向上しました。

 

沢山の音が聴こえても、その中に大事なメインの音が埋もれてしまわないのが、このケーブルの素晴らしいところです。

 

例えば、バイオリン協奏曲を聴くと、オーケストラの色んな楽器の音が聴こえるのに、ソロバイオリンはそれに埋もれることなく、凛とした姿を目の前に浮かび上がらせます。

MS205Cがそうしたというよりも、元々そのように録音されていたということかと思います。

 

(取付上の注意)MS205Cは導体が極めて細いため、締め付けタイプのプラグでの普通のやり方では締め付けることが出来ませんでした。そこで、余っていたSPケーブルの導体を穴の長さに切り(絶縁PEは剥がします)プラグの穴に入れ、そこにMS205Cを差し込んで、見掛け上、導体が太くなったようにして締めました。