FX-1001J×2でのオペアンプOPA2211,OPA1656,THS4631,LT1115比較試聴

ウーハー側のパワーアンプとして使っているFX-1001J×2のオペアンプについて、先日の試聴ではOPA2211が最も良い結果だったのですが、久しぶりにレコードを聴くと、このオペアンプ特有の音の荒さが気になったので、試聴をし直しまた。

 

その結果です。

・OPA2211:元気が有って良いが音が荒いので曲によって嫌な感じがしてオールマイティーではない。

・OPA1656:2211より音に厚みが有り荒さが無いので自然な感じで音楽を聴けるが繊細さが今一。

・HTS4631:精密で楽器配置が眼前に広がるが、音楽の盛り上がりを表現出来ないところが致命的。

・LT1115  :精密さは必要十分で、強弱や盛り上がりも有り、しかし荒さは無く、遠近感・立体感も出るので、これらの中では最も良いと感じた。

 

ただ、これでCDやブレ―レイを聴くと、また違った評価になるかも知れません。

オーディオマニアの方々が複数のシステムを持ってらっしゃる理由が分かる気がします。

 

ちなみに、試聴に使った機器は、カートリッジがオーディオテクニカのAT33PTG、フォノイコライザーが合研ラボのGK06SPです。

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コメント: 3
  • #1

    よっち (金曜日, 13 5月 2022 10:50)

    いつも楽しく拝読させていただいております。
    THS4631ですが、DAC-SQ5Jの差動回路に使用されてみてはいかがでしょうか?
    当方のDAC-SQ5Jではなかなかいいです。OPA2211と比較すると低音のパワー感などは減じますが、OPA2211より歪み感がなく、バランスの良い音を出してくれるような気がします。I/V変換回路での使用はあまり良くなかったですが・・。是非、比較試聴のご感想をお聞きしたいです。貴ブログの影響で激安のOPA627BP(パチもん?)を入手しTUBE-03Jで使用していますが、素晴らしい音質・音楽を奏でてくれますね。これぞHi-Fiって気がします。パチもんだと思うのですが、それでも大変いい音がします。一方で、DAC-SQ5JにはOPA627AUで聴かれるような付帯音と解像度・定位の甘さが気になり、残念ながら使用をあきらめました。エージングが必要なのでしょうか・・。現在は、OPA1656→LT1115→THS4631にしています。次にパチもんのOPA627BPを1001J✕2で試したかったのですが、取り付け時にパーツと干渉してしまい取り付けられなかったので、新たにゲタを注文中で、とても楽しみにしています。いまはOPA2211ですが、貴ブログで述べられている通り、元気の良い音で大変いいですね。

  • #2

    管理人 (金曜日, 13 5月 2022 11:46)

    よっち様

    コメントありがとうございます!
    情報を頂けて嬉しいです。

    THS4631はDAC-SQ5Jに入れたことが有りませんでしたので今からやってみます。
    結果はブログに書かせて頂きますね。
    ちなみに、現状はI/VがLT1115とLT1028で、差動をOPA627BPにしています。

    なお、エージングは面倒なのでずっと気にしていなかったのですが、ある時、取り付け直後に聴いて全くダメだった物が、数日後にダメ元でもう一度聴いてみたところ別物の良い音が出たことがありまして、それからは最初にダメな音がしても我慢して鳴らすよう心掛けています。でも苦痛ですね。^^;

  • #3

    よっち (金曜日, 13 5月 2022 13:17)

    管理人様
    差動にOPA627BPで調子いいんですね!パチもん627BPをDAC-SQ5Jでもう少し試してみます。