エンター・ザ・ミュージックを見て思う諸々

私はエンター・ザ・ミュージックで演奏している関西フィルが好きです。

指揮者の藤岡幸夫氏の音楽作りが好みに合っているのだろうと思います。

 

今日の放送は東大阪市文化創造館のこけら落とし演奏会でのマーラー1番の前半でした。

このホールはとても開放的な響きで晴れ晴れと鳴りますね。

 

一度聴いてみたい、と思ってHPでイベント予定を見ると、9月までしか出ておらず、しかも関西フィルの演奏会はありません。そのかわりに、石田組の演奏会が入っていました。

 

石田氏は神奈川フィルのコンサートマスターをしていて人気者のようですが、私はぜーんぜん好きではありません。

 

数年前に神奈川のどこかのアマオケのコンサートでその石田氏がゲストでブルッフのバイオリン協奏曲を弾いたのを聴きましたが、黒のガクランのような服を着て、頭は刈り上げというか剃り上げ?で、見た目は暴力団そのもの。

ところが、演奏が始まると、見た目とは正反対の弱弱しく且つ盛り上がらないブルッフが流れてきてビックリ。

なんやねん、見掛けと全然ちゃうやん。

 

ブルッフのバイオリン協奏曲は情熱的な熱い熱い曲なのに「なよ~」と弾いたので、ズッコケて、ガッカリして、そしてそのうち腹が立って来ました。

 

この曲をそんなに弱弱しく弾いてどこが面白いんだよー!、と言いたい気持ちをグッと抑えて最後まで付き合いましたが。

 

先週、テレビで京都響の常任指揮者広上氏の最後の演奏会というのをやっていて、そのときのコンマスが石田氏だったのでビックリしました。

神奈川フィルをやめて京都響に移ったのか~と思ってネットをみたら、ゲスト出演でした。

ゲストで良かったねと京都響には言ってあげたい。(石田氏のファンの方にはごめんなさいですが)

 

私は暴力団や愚連隊や悪徳政治家などの、いわゆる悪い奴は嫌いです。

 

以前、若い女性がテレビで言ってました。

ちょい悪おやじっていいわよね。

どこが??

 

可愛いー。^^/

はあ~っ??

 

まーったく理解不能です。

だからガクランを来て暴力団の真似をして弾いている演奏家も嫌い。

暴力団は嫌いだが商売になるので暴力団の格好をして弾いているって、そんな悍ましいことは誰にも出来ません。暴力団への憧れや同調が有るからこそそのような格好をわざわざして弾いているのだと思うのです。

 

現役時代は周りに悪い奴やずるい奴が星の数ほどいたのでもうたくさんです。