ツィーター側のスピーカーケーブルを細くして全てが良くなった

以前、ウーハー側とツィーター側のスピーカーケーブルを夫々ダブルの2倍にしたところ音が重厚になり非常に良くなったとブログに書きましたが、そのうち何となく瞬発性が劣っているように感じるようになりました。

 

理由はおそらくツィーター側のケーブルが太過ぎるためと推察。

以前オーディオ評論家の誰かが、「ケーブルは太いと音が重厚になり、細いと高音域が出やすくなる」、と雑誌に書いていたのを思い出したからです。

 

そこで、ウーハー側のケーブルはダブルのままにして、ツィーター側のケーブルを1本に戻してみました。

 

そして音を出したところ、一気に空間が軽く明るく晴れやかになって華やかさと躍動感に満ちた音響に変わりました。

 

高音楽器が生き生きしただけではなく、低音側の大太鼓やコントラバスにも太さと深さが増す変化がありました。

全体の精細度が1ランク上がりました。

 

変更前でも、色んな楽器の音が結構聴こえて背景音もしっかり出ていると感じていたのですが、それらのレベルが更に上がりました。

金管楽器のバリバリッ!という音が快感です。

 

立体感が大幅に増しました。

オーケストラ曲では各楽器が細かく点在し、打楽器やトランペットが正面上方できちんと鳴ります。

50年前に買ったサンサーンスのバイオリン協奏曲のレコードは弦楽器群も上から聴こえてびっくり。

ステージより少し低い所にあるS席の1列目にマイクを置いたのかな?と思いながら聴きました。

 

ツィーター側のケーブルを1本外して標準に戻しただけでこの驚きの変わりようですので、オーディオは奥が深いなーと改めて思いました。

*黒色のメインケーブルの他に、細い4本の線が見えますが、以前ブログに書いたスーパーツイーターTAKET BATPUREへの線です。(左右の白色がツイーター下に貼ったBATPURE用で、左の緑と右の赤がバスレフポート下に貼ったBATPURE用です)