昨日家を買ったので引っ越します

最近は大地震や富士山噴火への心配とは別に、単なる引っ越し願望がムクムクと湧いて来ていた。

大阪まで行って良い物件を探したけれど、今よりも住環境が優れているところは無さそうだと思って帰って来た2日後の昨日。

ネットで不動産情報を見ると「新規物件が出ました!、希少!」というのが出ていたので詳細情報を見たところ、何とうちの近くの物件で、うちよりも相場が高い区域の物だった。

驚いたのは相場よりも1,000万円以上安いこと!

えっ、こんな価格で出るのか!?とビックリして、即座に不動産屋へ電話して見学を申し込むと、今すぐなら内覧出来ますよという返事。

了解!今すぐ行きます!、と言って駅前の不動産屋で合流し、そのお宅へ急行。

物件を見るまでは、1,000万円も安いので相当古くボロボロになっている可能性大だな~と思っていたが、とんでもなかった!

非常に立派な造りで家具も全てが重厚な物で、安っぽい物やカジュアルっぽい物は一つも無い。
そして、お住まいになっているご夫婦がとても上品で、とても裕福そうな方だった。

玄関ドアにはピッキング防止のために、無線で外から開閉できる錠が既存のロックキーの他に取り付けられていたし、システムキッチンの上のレンジフードでさえ特注品が付いていた。

家の外周りの環境は、うちのそれよりも遥かに手入れが行き届いており非常に美しい。道を歩いているだけで心が洗われると言うと大げさだが、非常に満ち足りて落ち着いた気分になる。ここは流石だなあ、と思いながら歩いた。

ということで、そのお宅に入って10分もしないうちに「ここ、買わせて頂きます!」と言ってしまった。
最近は集中的に色んな物件を見てきたが、「ここに住みたい!」と思ったのはこのお宅だけ。

この物件は、私が内覧した日の前日に売却の話が不動産屋に持ち込まれたばかりの物で、私はその翌日に内覧したわけだが、その次の日には他の方の内覧予定が既に入っており、今でも問い合わせが沢山入ってきていると不動産屋が後で言っていた。

「今日内覧されたのは正解でしたね。明日以降にしていたらきっと売れてしまっていたでしょうから」と営業マンが言ったが、私もそうだろうそうだろうと思った。
それほど素晴らしい物件だった。

大地震が来ても倒れることはないと確信出来るほど丈夫な造りだし、丘陵地なので津波や洪水は来ないし崖も無い。

心配なのは造成地ゆえの地盤の液状化だけだが、横浜市のハザードマップを見ると、相模トラフ型・首都直下型・南海トラフ型の3つの大地震のシミュレーションにおいて、そこはリスクがなんとゼロなのだ。
素晴らしい!

残る心配は富士山の噴火であるが、もう買ってしまったので心配しても仕方が無い、と割り切った。

今は水も食料もビタミン等のサプリメントも簡易トイレも常備薬も2か月分を備蓄済みであるが、更に2か月分も買い増しておけばまず大丈夫だろうと思う。

結局、港南台に住み続けることになってしまったというオチであった。