クラシックTVで最近コンクールで賞を取った若手演奏家3人(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)が演奏し、題名のない音楽会では若手チェロ奏者が演奏しました。
彼らの演奏を聴いて思ったのは、全員が綺麗な音色を出すことに重点を置いており、優しさは有るけれど起伏に乏しい演奏だったなということです。
ここぞという箇所で出すべきガツン!な音もありませんでした。
このようにこじんまりした演奏は「箱庭的な演奏」といわれます。
とても平板な演奏。
このような演奏は、残念ですが日本人は大得意です。
日本人のDNAでしょう。
一般に、自分で弾いているときに聴こえる音楽が十分に良い演奏だと思えても、それを録音して聴くと、多くの不備が見つかることがあります。
そして、このようにした方がいいな!というアイデアも湧いてきます。
彼らは自分が練習しているときの演奏を録音して聴いているかな?と思いました。
そして、世界の超1流奏者の演奏と、自分の演奏を比べてみたかな?とも思いました。
それをしなければ単なる自己満足の演奏に留まるでしょう。
世界から超1流と言われる演奏家にはなれないでしょう。
もう一度自分の演奏を見直して、キチンとした音楽を演奏出来る演奏家になって欲しいと思いました。
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